2005年 06月 12日
ども,きむらです。 先日「ランディモスがレイダーズに移籍したらしいね」と書いたにもかかわらず,何の反応もなし。。。一部のフリークを100%対象に絞って情報をリークしたつもりなのに,①もうすでに知っていたか,②そもそもこのページを見ていないか,③Shyボーイだから書き込めないか,④反応する価値なしと思ったかのどれかだろうな。まぁいいっす。 最近,このブログでやたら大阪の気候を紹介している私。東京にいたころはそんなこと書いたりしなかったのに。最大の理由は,想定している読者が100%関西以外の人だからだろうな。 ところでG8が揃い踏みで債権放棄(と言ってしまっていいのかな?)らしいね。 G8財務相会議 アフリカ貧困国債務の完全免除で共同声明 --- Yahoo News G-8 plan for relief praised by debtors --- IHT どうなんでしょうこれ。3,4年前までの俺だったら,いいんじゃないって思うだろうけど今はちょっと懐疑的。今年初めにあったダボス会議という経済フォーラムをTVで見ているとき,これと似たエピソードがあった。 壇上で議論するアフリカの国の重要ポストにある人たちの一人が(たしかどっかの国の大統領だった気がする)オーディエンスに向けて,「先進国からの支援が必要なんだ。aidが欲しい。じゃないと俺らやっていけないよ」みたいなことを強烈にアピールしまくって,それを聞いたシャロンストーン(女優。アンジェリーナジョリーとか小泉純一郎に似てる俳優さん(名前何だっけ?)と一緒に来てた)が立ち上がって「私に寄付させてください。小切手切ります。参加者の皆さんもどうですか。何かできることをしたいと思った人は立ち上がってください。」と呼びかけて,結局1000万だかいくらかの寄付が集まった,という話。 これを見ていたときは,あまりの決断の早さと潔さに圧倒されていい話しだぁと思っていたけど,後でこの大統領の政策には問題ありだというのを新聞で読んでがっかりした。 債務軽減は本当にベネフィシャルなんだろうか。これって,過去に世界銀行やIMFの実験(!)で駄目だとわかったことじゃなかったのか? 今,"Make Poverty History" Campaign というのがあって,文字通り貧困のない世界を作ろうというキャンペーンで,貧困国の負債を先進国が肩代わりしようというメッセージを送っている。2月にはネルソンマンデラがこれに参加して演説したようだ。 Make Poverty History 数日前のIHT( International Herald Tribune )はこれをいろんな角度から建設的に批判している。 Economic View: Debt relief is not the only answer --- IHT ポイントは,債務軽減したところで,上の例にあるように,そこで浮いた金が貧困撲滅に向かわないというもの。そして,ここ数十年のインドと中国の例を持ち出して,貧困からの脱出に必要ないくつかの政策があるということを言っている。 債務軽減は貧困撲滅の出発点にしかなりえないことを忘れてはいけない。
by yoichikmr
| 2005-06-12 23:48
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