カテゴリ:記事( 38 )


2006年 05月 14日

M&A

今日の朝日新聞に面白い記事を見つけた。

人,モノ,資本がグローバリゼーションによって国境を簡単に越えられるようになったことにより,企業経営が国際的な M&A (merger & Acquisition; 企業合併買収)にさらされるようになったが,ヨーロッパでは国がナショナリスティックな防衛をすることによって,国内の労働市場や産業を守ろうとしているという。

(愛国経済 台頭する保護主義:1)企業防衛、政府が走る

たしかに,だれが企業の経営を担うかで企業行動が変わってしまうかもしれない。これは利点と欠点を同時に持つんだろうと思う。利点としては,それによって生産効率,経営効率が改善される可能性があるということ。欠点としては,自国内の労働力構造をないがしろにされかねないことと国産企業が衰退してしまうことが挙げられる。

ただし,趨勢としては,こうした国際的 M&A の流れというのは逆流させることはできないんだろうと思う。となると,近い将来に起こるのは,強い企業がどんどん強くなって弱い企業がどんどん淘汰されていくということだろうな。世界的に。そうなると,望むと望まざるとに関わらず,先進国の一部の企業は生き残り続け,発展途上国ではいかなる企業も巨大化していくことが難しくなる。要するに複数均衡が出現してしまうんじゃないだろうか。

後日追加予定
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by yoichikmr | 2006-05-14 22:23 | 記事
2006年 04月 22日

価値の所在

自分で言うのもなんだが,ちょうど2年前,俺が大学3年から4年になるときひとつの小論文を書いたのだが,これが結構おもしろい。キーワードは選択と価値である。現在フランスのパリに留学している友人のGくんとのメールのやりとりでこの小論文のことを思い出した。内容はあまりないが,若さがあふれんばかりの文章でおもしろいので掲載してみる。幅広いご意見お待ちしています。


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価値の所在
(Feb 15th, 2004)

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by yoichikmr | 2006-04-22 22:33 | 記事
2006年 03月 02日

無思想への挑戦

無思想の発見
養老 孟司 / 筑摩書房





を読んだ。感想としてはつまらないがおもしろいといったところだ。何がつまらないか。言ってることが『バカの壁』とたいして変わらない。何がおもしろいか。だとしても,解剖学者としての視点や哲学的な問題と思想的な問題に取り組もうとする姿勢がかなり好意的に受け取れる。

日本には思想がないと言った丸山真男がいる。養老は日本には思想がないという思想があると言う。それだけのことを言うのにめちゃくちゃ遠回りをする。そこに飽き飽きする。一方で,随所に面白い視点の紹介も垣間見える。
風土―人間学的考察
和辻 哲郎 / 岩波書店





は,風土というものがその土地の人間と思想に影響を与えるのではないかということを論じた本らしい。これはおもしろい。養老の言葉を借りれば,思想という概念世界を形成するのは概念世界そのものだけではなくて,見て聞いて感じられる感覚世界でもある。そこに風土(地理的要因)は不可欠かもしれない。今度読んでみよう。

養老は幼少期に終戦を経験して「裏切られる」という経験をしたらしい。これは終戦を経験したあらゆる人が表現する。それまで信じてきた世界の崩壊のことを表現している(天皇ヒエラルキーから大政翼賛会,国家総動員などの一連の価値観の瞬時の崩壊のこと)。興味深いのは,高度経済成長がこの「裏切られる」の反面教師として「裏切られない世界」を追求した結果だとしている点である。この言説を俺ははじめて聞いた。養老はまた,明治維新時にも同様の「裏切られる」があって,それが維新後の日本の高成長(政治的にも経済的にも)を可能にしたのではないかということを示唆している。この点は development に関心を持つおれとしては非常に興味深い。

最後に,非常に小さな部分で,科学者たるものの姿を示している点がおもしろい。それは上に書いたように養老の言葉を借りれば,感覚世界を見て概念世界で表現するということになる。感覚世界とは現実のことであって,それを頭の中である概念世界で形にする。これを簡単に言うと「理論化」になる。形にされたものが感覚世界(=現実)で頑健でなければ,それは即座に抹消される。おもしろいのはあくまで科学者は感覚世界に目を向けるという点だ。まぁただ俺のポリシーと合っていただけかもしれないけど。

この本の内容はココで言っていることと同内容なので,気が向いたら覗いてみてくだされ。

この本は,思想の世界を垣間見たい理系の人と,サイエンスの見る現実世界を知らない文系の人にお勧めです。
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by yoichikmr | 2006-03-02 23:08 | 記事
2006年 02月 17日

JBIC解体

まさに晴天の霹靂。

いや,それは言いすぎか。JBIC (Japan Bank for International Cooperation: 国際協力銀行) が解体されることになった。2分割されて JICA と新しく統合される政府系金融機関とに組み込まれる。JBIC とは何か??一言で言うと,ODAといわれる援助を実際に行ってきた機関,実際にお金を出してきた機関だ。

現在のODAは、企画立案は外務省など13府省庁、実施機関は円借款がJBIC、技術協力はJICA、無償資金協力は外務省と三つに分かれている。今回の改革で、企画立案は首相直轄組織に、実施部門の組織の形としてはJICAに統合されるため、「ODAの一元化」が実現することになる。毎日新聞


JBIC の名前は残されるようだ。

JBICの名称を残すのは、経済界から「JBICは国際的に知名度が高く、外国政府に対する影響力も大きい」と存続を求める声が強いことに配慮した。

俺は今RAの仕事で世界銀行( World Bank )が行っている援助のプロジェクトを調べまくっている。世界銀行のホームページhttp://www.worldbank.org/へ行くと,この機関が行っているあらゆるプロジェクトの詳細を見ることができる。各プロジェクトは事後的に評価されて Document が作られるのである。これを注意深く見ていると,"JBICがこのプロジェクトのファイナンスに協力してくれた(お金を出してくれた)"と書いてあるのに気づく。しかも,それは一つや二つのプロジェクトではない。JBIC の国際的知名度を感じる瞬間である。

日本のODAが世界に対してしてきた貢献は計り知れないと,いつか社会科の授業で学んだ気がする(たしかアメリカに次いで世界第2位だった気がする)けど,それはこの JBIC を通して行われてきたのだった。これまで JBIC は大事な役割を果たしてきた。その役割を,新しい機関にも引き続き期待したい。
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by yoichikmr | 2006-02-17 23:07 | 記事
2006年 02月 14日

今日か明日か

試験期間を終えた大学というのは,物寂しいとまでは言わないけど,落ち着いた空気に包まれている。

今日,おれは昼食を食堂で食べながら,大学生たちの若くも落ち着いた雰囲気を眺めていた(注:おれもある意味彼らの一種)。彼らの表情というのは,若いとも表現できるけど幼いとも表現できた。そう感じたとき,似た身分でありながら,俺と彼らとの状況が違うのだということを少し思った(大した違いじゃないけどね…)。

考えてみると,おれが彼らのとき,俺はその時々の気分に任せて,何かを一生懸命になってやっていた気がする。やっていることのすべてが未来に繋がるかどうかということは考えずにただやっていたってことは多いと思う。

人生というのはひとつのヒストリーであって,どのような人生を生きるかということはどのようなヒストリーを辿って生きていくかということだったりする。ヒストリーというのは,「ゆりかごから墓場まで」じゃないけど,ずいぶんと長い期間続くものだ。人は誰しも,人生を豊かにしたいと考える。それは,できるだけ満足できるヒストリーを辿って生きていきたいという思いと同じだ。若かりし頃はこう思う,「あと何年後にはアレをして,何十年後にはコウなっていて…」と。けれどもそれをどう実現すればよいかわからず悩み,惑い,苦しむ。

おれが勉強する経済学は,解釈の仕方によってはなかなかおもしろい見方を提供してくれる。経済学が説得的に教えてくれる処世術は,「今を精一杯生きろ。目の前の夢(目標)に向かって進め。それより将来のことは考えるな。」というものだ。そして,「その結果としてあなたの人生は初めに望んだとおりの人生になるはずだ」と安心させてくれる。より説得的になるように,経済学的な言葉遣いで言い直してみよう。曰く,「あなたが今,今後の人生を最高にするためのあらゆる状況においてとるべき行動を考えついたとしよう。それは時に多大な努力を必要とする行動かもしれないし,場合によっては非常に優雅な行動かもしれない。今後どのような事態が起こっても,あらかじめ決めた行動をとるのであれば,あなたの人生は必ず豊かなものになる。けど,考え方を少し変えてみよう。今後の人生のあらゆる事態を予測することなんて到底無理なんだから,その瞬間瞬間でベストな行動をとることにしてみよう。それが将来どう結実するかはわからないけれど。」このような状況を経済学の言葉でセットアップすると,ひとつの定理を提示することができて,それが,「結局どちらの場合にも同じ行動をすることになる」というおっかなびっくりの結論なわけなんだ。

この結論は,人々の現実的な願望というものと人間の能力には限界があるということを保証すれば必ず成立する。そして,それは普通に考えれば(極端な状況を考えなければ) violate しない。

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僕なんかは,自分の人生(将来)についてすごく不安になることがあります。思い通りの軌跡を描けるだろうかという風に。最近では,過去についても思ったりします。今までの自分の歴史は,自分が本当に望んだものだったのだろうかという風に。

この想像は(ある意味,妄想ですが・・・),結論がでないものでして,結局何も不安から自分を救ってはくれないんですね。ですが,そこでこの経済学の定理を考えてみるわけです。すると,「うん,たしかにそんな気もする」と思わないでもないですよね。

僕は経済学者の卵として(勝手にそう名乗りますが…),上記の考え方を大事にしたいと思います。

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ちなみに,経済学には非常に強力な定理がまた別にありまして,「厚生経済学の基本定理」というんですが,これを現実社会に当てはめるとまたおもしろいヴィジョンが浮かび上がります。次回,これを「法曹三者」の例を使ってお話したいと思います。
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by yoichikmr | 2006-02-14 23:38 | 記事
2005年 11月 28日

ふぇちバトン

Kさんから頂いていたものかくわ。おそくなってごめん。
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Q1.あなたは何フェチ?

自分のトレーニングに関しては筋肉フェチ。食事に関しては極度の肉フェチ。音楽に関してはドラムとベースフェチ。女性に関してはスマートで爽やかフェチ。あと笑顔フェチ。
てかこれって「フェチ」を捉え間違ってる??
でもこれ以上リアルなフェチはここでは書けない笑。^^;

Q2.異性を見る時、まず何処を見る?

よくこういう質問てあるじゃないすか?で思うんですけど,普通そんなに意識しないからわかんないでしょ,どこみてるかなんて?ま,あえていうならどこも見てない,それか,全体を見てる。
なんだけど,それじゃお題的につまらないので,姿勢と髪型と笑顔。

Q3.最近プッシュ出来る部位

おっぱい。大阪の若手ボクサーで亀田こうきっているでしょ??坊主の。あれには負けたくないなと。で,胸筋があると全体のバランスがよくなるんだよね,見た感じ。あと広背筋。これは胸筋と表裏一体だからね。ははは,なんか筋肉バカな回答。笑

Q4.異性の好きな部位5つ

1 笑顔
2 髪
3 指(綺麗な爪)
4 脚
5 くびれ 

いちおうこういう順番にしたけど1位が断然ずば抜けてるよね~。笑顔はウソつけないからね。

Q5.フェチを感じる衣装は?

なんで衣装?服装じゃなくて?プレイってこと?笑
まいいや。服装ね。
女性だとニットが好き。One & Onlyでこれが好き。
まぁ全般的にコンサバ好きかも,おれ。

Q6. バトンを渡す5人

もう質問終わりかー。不完全燃焼感が否めないなぁ。
とりあえず次の5人。

Gauroisme
かんぼーず(ブログ作ってでも書くように。)
えみ
サカキ
くみこ(ブログ作ってでも書くように。)

ちょっと5人じゃ満足できないので渡す人の権限で増やします。

よしい
あおき
くりた(おまえはブログをつくれ)
かすやあきら
さとうのぶこ
かんだばし(おまえもブログをつくれ)
やすだ(おまえもブログをつくれ)
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by yoichikmr | 2005-11-28 23:07 | 記事
2005年 11月 24日

頭で考えられない人

ひょんなことから恋愛成績表というのをやってみた。

恋愛成績表

ながい質問をクリアした後,こと細かに分析してもらうんだけど,こんなこと書かれた。

”…○○さんは直情的で頭で考えません。考える力が欠けています。あまり頭で考えないので、何度付き合っても同じ失敗を繰り返す可能性があります。…”

なんか凹んだ…。

そこまで言わなくてもよくね?

どんだけ頭で考えられない人なんだよ,おれは。


悪い点についてはこのようにけちょんけちょんにされるけど,良い点についてはこれでもかというほどにべた褒めするみたい。そのギャップがちょっとおもしろい。

一度やってみては?すぐ終わるし。

ちょっとおもしろいよ。


ちなみに俺との相性チェックをしたいひとはここでやってみて。たぶん,おれが頭で考えられない的なことがまた書かれるんだろうな。
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by yoichikmr | 2005-11-24 22:26 | 記事
2005年 11月 09日

Adidas & Puma

Adidas と Puma 。スポーツ用品で有名なこの2社が,実はドイツのある靴職人兄弟から生まれた2つのブランドだったということを知っていましたか??

Adolf の Adidas と Rudolf の Ruda (後のPuma)。

なぜ分社化したかというエピソードもおもしろい。

Adidas versus Puma: Origins of a rivalry between brothers from the IHT.
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by yoichikmr | 2005-11-09 22:43 | 記事