Do Something II

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2006年 03月 01日

Conference

昨日今日と,とあるカンファレンスに参加してきた。意欲的な研究に触れると自分の士気も上がる一方,あまりに高度で厳密な議論の掛け合いを聞くと一転してしょんぼりする。そこで情熱を頼りに開き直っていられたのは若かりし頃だけであって,今の自分はと言えば,冷静さを失わずに真の自分自身に対峙するしかないってところだ。

そう,冷静と情熱のあいだで・・・

・・・要するに,「普通」ってことですよね。byユリオカ超特急。

そんなことより,こういう会合とはどういうものかということをわかってもらうのにどう言えばいいか少し悩むのだけど,「魔法使いの会議」と言うとわかりやすい。魔法使いというのは,数学をそれ自体として使うのではなくて,現実に感覚される現象を凝縮させるものとして使うのに長けた人を表現するのにぴったりだ。一見,いや聞いてる限りにおいては数学の話なんだけど,実際はそういう数学の話の裏で,より現実的な世界(経済)とは何かということを暗黙に探るという2段階の推論を平気でやっている。だから,門外漢がこういう会議に参加すれば,ほぼ間違いなく「魔法使いの会議」だと感じることと思う。

以前,先輩たちの修士論文の発表会で感じたように,学問として経済をやるためにはある意味でそういう魔法使いになれないといけない。ただ,魔法使いにもレベルというものがあって,簡単な魔法しか扱えないおれみたいな奴もいれば免許皆伝にまで達している人もいる。おれはといえば,今は「ホイミ」を覚えた程度だ(書いてて懐かしい)。どうすれば強い魔法使いになれるのだろう。ふむ。ドラゴンクエストというゲームから学ぶことがあるとすれば,それは経験を積むということか。それは経済学の世界でもあながち間違いではない気がする。

今回は懇談会を通して,世話になった先生に話が聞けた。論文を書いていくという研究生活についていろいろ話を聞けた。ここに簡単なメモを残しておきたい。まず3年以内に Publish された論文に当たって興味のあるテーマを見つけると良い。教科書になっているものは研究されたのが10年以上前だから良くなく,実は publish されたものでも研究されたのは2,3年前だからそれでも遅いくらいだと。ここでサーベイを開始してしまうと,広範な研究がされている分野であれば一年は簡単に無駄にできる。日本の大学院は少しせかされて論文を書かなくてはいけない点があるから,そんなことをしている余裕はないだろうと。自分の専門とする領域は,なにか新しい視点が必要だろう。過去に十分研究がされた領域に裸で突っ込んでいくことは賢いとは言えない。そのような領域に興味を持ったとしても,それ以外に別のオリジナルの視点などが必要だろう。それから,この先生も運動支持派だった。大学院時代には適度に運動はしていたみたいだ。そして,それは間違いなく仕事の生産性を上げると言っていた。心強い。
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by yoichikmr | 2006-03-01 23:51 | 日記


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