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2010年 01月 11日

なぜ経済は崩壊するのか -問いの転換-

b0056416_112549.jpg息抜きがてら本棚にあった本を読み始めてみたら、面白いアイデアを発見したので書き残しておく。(過去に読んでるはずなのに全く覚えてない。居眠りしながら読んでたんだろうな。)

Douglass North, John Wallis, and Barry Weingast,
Violence and Social Orders -A Conceptual Framework for Inerpreting Recorded Human History-
2009, Cambridge Univ. Press


■ 彼らは経済成長について次のように言う。すなわち、「低所得・中所得国の経済が貧しいのは、彼らが(1)高所得国経済より頻繁に所得減少の期間を経験しているからであり、(2)その期間の所得減少の程度は高所得国経済より深刻だからである(pp.6)」。

■ 重要なのは1点目で、著者は、低所得・中所得国経済は先進国経済よりも高い経済成長率を実現することがあるにもかかわらず、その成長は長続きしないばかりか、せっかくの成長をマイナス成長によって相殺してしまうことをデータから示している。

■ 通常、経済学者は次のように問う。先進国は所得水準を向上させることができたのに、ほかの国がそうできないのは何故か。この問いは、これまで多くのアイデアを回答として生み出してきたのだが、次のように問いを変えると、また違う回答が可能な気がする。つまり、先進国がマイナス成長期間を減らすことができたのは何故か。さらに、途上国がマイナス成長期間を長くしてしまうのは何故か。
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by yoichikmr | 2010-01-11 11:43 | 記事


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